見えないから
見たくなる

見えないから
知りたくなる

好奇心はいつまでも
消えないまま

やりきれない虚しさは
きっと、いつまでも続くだろう

嘘や偽りで
固めた自分を信じても

薄く柔らかい
その嘘は
簡単に崩れていく

柔らかいから
柔軟に

薄いから
塗り替えられる

それは甘く囁いて
甘いからとろけていく

甘いからこそ
重く、ぬるついて

もがくほどに堕ちて行く

重いからこそ
堕ちるのも早く

ぬるつくからこそ
痛くはない

だから
いつも通り
嘘をついてしまうのだろう